コーヒー屋台がコーヒー店に究極進化します
中村洋基と申します。
PARTYという会社で、サービスの開発とか広告とかやってます。
突然ですが、TINTO COFFEEというコーヒー屋をつくっています。
なぜ、コーヒーのお店をはじめることにしたのか?
実は、ぼくはあまりコーヒーの味はわからないほうなのですが、
相方が異常にコーヒー好きで、懇切丁寧なウンチクを聞きながら目の前でカプチーノをいれてもらったら、
「メチャクチャうまい」ということを発見しました。
もともと、ぼくの実家は栃木のトンカツ屋でした。
上野の老舗「蓬莱屋」インスパイア系らしい。
子供心に「お客さんがおいしそうに食べて、帰っていくのはいいなあ」
と思っていました。
たとえば、広告は、拡散メガ粒子砲のごとく、100万人に一瞬でリーチできるのですが、
はたして、触れた人が笑顔になったか、わからなかったりします。
さっそく、イチからコーヒーを勉強すると、知れば知るほど楽しく、おいしくなる世界でした。
基本的には苦い飲み物で、アルコールやタバコと同じ嗜好品です。
実は、おいしくしているのは味覚そのものより、香りや雰囲気や知識に大きく左右される、ということもわかってきました。
ぼくはそれまで、「アメリカン」と「アメリカーノ」のちがいすらわからなかった。
「カフェラテ」と「カプチーノ」のちがいも。
(ちなみにあなたは、わかりますか?)
相方は、バリスタのライセンスを取得。
まずは、中目黒にお店を出しました。
セレクトショップ「M's STYLE」の軒先をお借りして、ボロいキャビネットを改造。
ハンドドリップコーヒーだけを、注文を受けて、その場で出すお店です。
ぼくが、目からウロコが落ちた状況を端的につくりたいと考えました。
豆は、シングルオリジンを日替わりで。
流行りのサードウェーブコーヒーは、超浅煎りですが、従来の深煎りとの中間くらいにしてもらいました。
名前は、「TINTO COFFEE STAND」。
MXテレビに「グローバル・ビジョン」という、商社が海外に行って、余った時間で海外の文化を紹介する、
という、地上でこの番組を見てるのぼくだけかもしれない、というニッチな番組で知ったのですが、
コロンビアに、「TINTO売り」という、移動式のコーヒー屋台があります。
ぼろぼろのカーゴで、安価に手軽にコーヒーを出す。そのイメージです。
TINTOは、とても順調でした。
意外と、まだ東京でもめずらしい業態だったみたいです。
が、ここでひとつ問題が。
メチャクチャ寒い。
そして、夏はメチャクチャ暑い。
当たり前です。外なんだから。
実際にやってみると、予想以上の苛酷さに、これは寿命を縮めるぞと。
そこで、思いつきました。
そうだ、建物の中に入ろう。
縄文時代に人類が考えた発想に、ようやく我々も至りました。
ところが、また店舗物件が見つからない見つからない。
1年以上探しつづけて、ようやく見つけました。
表参道と渋谷のあいだ、青山学院大学の裏手。「渋2通り」と言われる、最近飲み屋などでアツい地のはしっこです。
寒い、というだけでなく、なかなか屋外では難しい、大型のエスプレッソマシンも導入できます。
これで、ドリップだけでなく、本命のカプチーノもつくれそうです。
今後、どんなお店になるか、とかも書けたらと思っています。
よろしくおねがいします。
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